共和ゴム株式会社

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スタッフコラムstaff column

経営マネジメントゲーム研修に参加しました。

9/15~9/16の二日間で、京都の税理士法人広瀬で開催された経営マネジメントゲーム研修に、当社従業員5名と一緒に参加しました。

「経営マネジメントゲーム」とは

「MG研修(マネジメントゲーム研修)」とも言われており、1976年、当時まだベンチャー企業だったソニーが、エンジニアにマネジメントのノウハウを短期間で、面白く体得させるためにはどうすればいいか?を考えぬき、社内研修用に創りあげた経営者育成研修です。

現在までに大手企業を中心に10,000社以上、100万人以上が受講しており、海外にも展開されています。米国、韓国には早くから進出し、最近では中国や東南アジアでも注目されてきています。
( ※ソニーが開発したマネジメントゲームMGの著作権をはじめとする一切の知的財産権はマネジメント・カレッジ株式会社が保有します。)

元々ソニーの社内用の研修でしたが、非常に高い評価を受けて、社外に提供するようになりました。

現在では、ソフトバンクの孫正義氏を初め、著名な経営者や上場直後の若手IT社長などがMG研修を受講し、その体験談をブログなどにアップしています。特に孫氏は熱烈なMG研修の愛好者として知られています。自身でも100期以上を受講し、かつソフトバンクの幹部層全員に(Yahoo!経営層なども含む)毎年のように受講させており、とてもリピーターが多い経営者研修として知られています。

 

 

数か月前に社内研修として経営マネジメントゲーム研修を行いました。
その時の研修参加メンバー5名は、武政・道上(ともに営業部)、松下・志賀(ともに製造部)、そして越智(品管・組立リーダー)です。

この5名と一緒に、僕も参加しました。

 

僕自身は、今回自らにハンデとして、次の2点を課しました。
・従業員は3名雇用する
・研究開発はしない

この2点のハンデはとても厳しかったですね・・・

やはり従業員3名雇用はとてもきつかったです。
たまに従業員1名雇用だけで会社経営を回す方も見られますが、普通は2名雇用がオーソドックスです。
会社創業期から3名も雇うと固定費過多となり、赤字体質まっしぐら・・・笑

黒字が出にくいなか、如何にして黒字を出すかにチャレンジしましたが、5期中3期が赤字で、黒字は2期しかありませんでした。

社員研修の一環として社員5名と共に経営マネジメントゲーム外部研修に参加しました。1期目の会社盤となります。

これが会社創業1期目終了時点での、僕の会社盤です。
1期目は設備購入や従業員雇用などにも貴重なターンを使わなければならないので、売上高160、限界利益95、固定費175、経常利益△80でした。

1期目で唯一良かった点は、僕以外の同じテーブルだった4名が限界利益率30~40%という超安値競争をしており、完全なレッドオーシャンと化してしまった苛烈な市場でしたが、売値を下げずに価格競争に巻き込まれないように心掛け限界利益59%を確保できたことです。

切磋琢磨しながら15名の参加者で二日間研修を楽しみました。

初日は2期まででしたが、僕含め共和ゴムメンバーが上位6名中5名に入っており、

初日終了時点での1位は、

なんと弊社・武政でした。

研修2日目は3~5期という3期分を一気にやりました。
4期目が終わった時点で、上位6名が同じAテーブルに集結し、最後の5期目を戦いました。
僕、武政、越智、志賀の4名も上位6名に入ってました。

第5期目は、最後の戦いということもあり、とても早い段階で売れる市場がなくなっていくため、開始当初から苛烈で熾烈な販売合戦が展開されました。

僕自身、1~4期目までの戦略からは一転して、経費を極力抑えて、高値で売ろうとはせず、安売り合戦に果敢に挑みました。
本当は17個売れれば、損益分岐点売上高を超えるので5期も黒字になる計算でしたが、残念ながら15個しか売れずませんでした。

売上高353、限界利益154、固定費177、経常利益△23という結果に終わりました。

経営マネジメントゲーム研修5期終了時点の最終決算となります。 5期目は上位6名が同じテーブルに集まり戦いましたが、苛烈な戦いとなり、全員とても厳しい結果となってしまいました。

これが第5期終了時点Aテーブルの各社決算となります。

創業時に資本金(純資産)500万円からスタートしましたが、第5期純資産は375万円と、125万円も目減りしてました。

純資産1位の葛城さんも純資産467万円と、当初の500万円から目減りしてました。
この結果から見ても苛烈な戦いだったと思います・・・

実はこの研修にたまたまですが、同志社香里サッカー部5つ下の北洞君も参加してました。
いきなり声掛けられて驚きました。

北洞君も京都で家業を継いでおり社長業をされてました。
北洞君とは7年ぶりに会いましたが、とても立派な経営者となっておられました。

2日間北洞君とも切磋琢磨して戦い、5期中3期で同じテーブルでした。
後輩とも和気あいあい研修で戦えて、とても楽しかったです。

経営マネジメントゲーム研修で、同志社香里サッカー部5つ下の後輩・北洞君とまさかの再会。2人で2日間切磋琢磨して戦いました。

初日終了時に行われたビジネスコンパで、北洞君と記念撮影しました。
とても良い思い出となりました。

北洞君は最終の第5期で大躍進し、全体順位3位に食い込んで見事なフィニッシュを遂げました。

僕は販売個数で5期合計55個で1位となり特別賞として表彰され、賞金もいただきました。

従業員を3名も雇ってしまっているので、固定費過多のためどうしても損益分岐点売上高も高くなってしまうため、売上げ確保のために、如何に高値で、たくさん売るかについて、ずっと考えさせられおり・・・とても頭が鍛えられました。

とても良い研修でした。
是非ともまた今後は社内で上級者向け社内MG研修をやりたいと思います。

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