共和ゴム株式会社

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共和ゴムのSWOT分析成功事例:脅威をチャンスに変える経営術

新年あけましておめでとうございます。
共和ゴムの寺阪です。

2024年も終わり、新たに2025年が始まりました。
2024年は当社創業以来、売上高・利益ともに過去最高の決算で終えることができました。

今年も昨年の決算を更新できる見込みです!
売上高・利益ともに過去最高を更新したいと思っております。

僕が経営計画を立てたりする際に必ず用いるのがSWOT分析です。
これに関しては毎年しっかりとイチから考えます。

SWOT分析とは

  • S(強み)
    自社の強み
  • W(弱み)
    自社の弱み
  • O(機会)
    自社にとってチャンスとなりそうなこと
  • T(脅威)
    自社にとって脅威となること

これら4つについて、徹底的に考えて、それぞれ書いていきます。

S(強み)とW(弱み)は、
自社にとって内部のことなので、内部環境要因とも言われてます。

またO(機会)とT(脅威)は、
自社にとって外部のことなので、外部環境要因と言われております。

実はSWOT分析とは、これら4つを書き出して終わりではありません。
ここからが本番です。
考え抜いたS(強み)、W(弱み)、O(機会)、T(脅威)を元に戦略を立てなければいけません。

  • 強みをより強くする
  • 弱みを克服する
  • 機会・チャンスを活かす(掴む)
  • 機会・チャンスと強みを結びつける
  • 弱みを克服してチャンスを掴む
  • 強みを磨いて脅威を除く
  • 弱みを克服して脅威を除く
  • 機会・チャンスを活かして脅威を除く

などなど。

ただ当社のような中小企業は、ヒト・モノ・カネ・ノウハウといった経営資源が大企業ほど潤沢にありません・・・
限られた経営資源を、どこに、どのように配分するかが会社の生死を分けると言っても過言ではありません。

そこで重要となってくるのが「取捨選択」です。
何を取り、何を捨てるかを選択しなければなりません。

よって、僕がSWOT分析から立案してる戦略は、

  • 強みをより強くするために積極的に投資する
  • 弱みは致命的な問題以外はとりあえず無視
  • 強みと機会・チャンスを確実に結びつける
  • 機会・チャンスは確実に掴み取る努力をする
  • 脅威に振り回されない
  • 強みで弱みが克服できないか?
  • 強みで脅威が克服できないか?
  • 固定概念を排除し柔軟な発想で脅威をチャンスにできないか?を真剣に考える

SWOT分析を経営手法として取り入れてる経営者は多いと思いますが、強みをより強くする、弱みを無視するが当社の大きな特長だと思います。また機会・チャンスには常に貪欲で掴み取りに挑みますし、脅威に関しては外部環境要因なので、必要以上に振り回されないように地に足を付けて対応しておりますが、固定概念を排除して柔軟な発想で脅威をチャンスに出来ないかを真剣に妄想しながら考えてます。

脅威をチャンスに変えることがとても難しいです。
ただ脅威は当社だけでなく同業他社にとっても当然「脅威」なので、そこは各社平等です。

よって「脅威」をチャンスに出来れば、凄いビッグチャンスとなる上、他社との大きな差別化にも繋がります。

このような発想はじっくりと考えてもなかなか出てこないので、
お風呂に入ってる時や、電車で移動してる間など、常に隙間時間で色々と妄想することで良い発想が思いつきます。

今年も脅威をチャンスにする戦略を考えたので、競合他社に先駆けて積極的に脅威に向き合いチャンスに変えていきます。

あとSWOT分析をもとに経営戦略を立案する時の土台として常に意識してるのがランチェスター戦略です。
ランチェスター戦略についてはまた今後触れたいと思います。

このように経営に関する戦略や戦術をまとめた経営計画を、毎年2月上旬の土曜日に開催される経営発表会にて従業員に対して発表します。

今年の経営発表会は2月8日(土)となります。
東京営業所、栃木事業所からも全員参加します。

今年も来年以上に良い年にするために頑張っていきます。
どうか今年も何卒宜しくお願い致します。

 

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