こんにちは、共和ゴム株式会社です。スポンジ(発泡体)を選ぶときによく出てくるのが、「独立気泡」と「連続気泡」という言葉です。今回は、この2つの違いと、用途に合った選び方を解説します。
独立気泡とは
独立気泡とは、スポンジの中の小さな泡(気泡)が、一つひとつ壁で仕切られて閉じている構造のことです。泡どうしがつながっていないため、水や空気が中を通り抜けにくいのが特徴です。
そのため、独立気泡のスポンジは水を吸いにくく、止水材や断熱材、浮力材などに向いています。

連続気泡とは
一方、連続気泡とは、気泡どうしの壁に穴があき、泡がつながっている構造です。空気や水が通り抜けやすく、押すと中の空気が抜けて柔らかくつぶれます。
たとえば、食器洗い用のスポンジは、連続気泡の身近な例です。水を含みやすく、通気性や吸音性に優れています。
独立気泡と連続気泡の違い
- 吸水性:独立タイプは水を吸いにくく、連続気泡は水を吸いやすい
- 通気性:独立タイプは空気を通しにくく、連続気泡は空気を通しやすい
- 主な用途:独立タイプは止水・断熱・目地材など、連続気泡は吸音・クッション・フィルターなど
なお、同じ材料でも、発泡のさせ方によって構造が変わることがあります。つまり、材料名だけでなく、気泡の構造まで確認することが大切です。
独立気泡スポンジの主な材料
一般に、独立気泡のスポンジには、ポリエチレン(PE)やEPDM、クロロプレンゴム(CR)などの発泡体がよく使われます。一方、連続気泡のスポンジでは、ウレタンフォームが代表的です。
さらに、使う場所によって求められる性能も変わります。屋外なら耐候性、熱がかかる場所なら耐熱性も合わせて確認しましょう。
共和ゴムの独立気泡製品
共和ゴムでも、水を通しにくい性質を生かした製品を扱っています。
- 目地フォーム:縁石ブロック用の目地材です。本体は架橋オレフィン系スポンジで、非吸水性の独立発泡タイプです(目地フォームの製品ページ)。
- ノロストッパー:ノロ止め(モルタル水漏れ止め)用の型枠材です。材質は独立気泡の発泡ポリエチレンで、軽くて加工しやすいのが特長です。
このように、水を通したくない場所では、その性質が役立っています。
用途に合ったスポンジの選び方
まず、「水や空気を止めたいのか、通したいのか」を考えます。止めたい場合は独立気泡、吸音やクッション性を重視する場合は連続気泡が基本です。
また、押しつぶして使う場合は、へたりにくさ(圧縮永久ひずみ)も確認しましょう。そのうえで、使用温度や屋外か屋内かに合わせて材料を選びます。
なお、スポンジやフォームの試験方法は、日本産業規格(JIS)でも定められています。
よくある質問
Q. 独立気泡のスポンジは、まったく水を通しませんか?
A. 気泡そのものは水を通しにくいですが、切断面や厚み、圧縮の状態によっては水がしみることもあります。そのため、止水が目的の場合は、使用条件に合わせた確認が必要です。
Q. 見た目で見分けられますか?
A. 断面を見たり、水に沈めて吸水するかを確かめたりすると、ある程度は判断できます。ただし、正確には材料の仕様を確認してください。
まとめ|目的に合わせて気泡の構造を選ぶ
独立気泡は「止める」、連続気泡は「通す・吸収する」のが得意です。目的に合わせて気泡の構造を選ぶことで、スポンジ製品の性能を十分に生かせます。
共和ゴムでは、スポンジの材料選びから加工まで対応しています。お気軽にお問い合わせください。
