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プラスチックの種類と特徴を徹底解説!汎用・エンプラ・スーパーエンプラの違いとは?

インジェクション成形 射出成型 プラスチック

はじめに:プラスチックは3つに分類

プラスチックは、日常生活から産業分野まで幅広く使われています。実は、用途や性能によって「汎用プラスチック」「エンジニアリングプラスチック(エンプラ)」「スーパーエンプラ」に分類されます。本コラムでは、それぞれの特徴と代表的な材質をご紹介します。

汎用プラスチック・エンプラ・スーパーエンプラの違い

①汎用プラスチック(General Purpose Plastics)

安価で成形性に優れ、日用品など大量生産向き。

略称正式名称主な用途特徴欠点
PEポリエチレンビニール袋、ボトル柔らかく耐水性が高い耐熱性・強度が低い
PPポリプロピレン食品容器、車のバンパー軽量、耐薬品性が高い低温で脆くなる傾向あり
PSポリスチレン食品トレー、発泡スチロール剛性あり、透明衝撃に弱く脆い
PVCポリ塩化ビニルホース、雨どい耐候性・難燃性に優れる焼却時に有害ガスが出る可能性
ABSABS樹脂家電外装、玩具衝撃に強く、成形性が良い紫外線に弱く、屋外用途に不向き

②エンプラ:エンジニアリングプラスチック(Engineering Plastics)

エンプラは、汎用プラスチックよりも高性能で、機械部品などに使用されます。

略称正式名称主な用途特徴欠点
PA6 / PA66ポリアミド(ナイロン)ギア、ベアリング耐摩耗性、強度、自己潤滑性あり吸水性があり寸法変化する
POMポリアセタール精密部品、歯車寸法安定性・摺動性◎耐候性が低く屋外には不向き
PCポリカーボネートレンズ、CD、ヘルメット衝撃に非常に強く透明性も高い耐薬品性が低い、傷がつきやすい
PBTポリブチレンテレフタレートコネクター、モーター部品電気特性に優れ、成形性が良い吸水性あり
PETポリエチレンテレフタレートペットボトル、フィルム強度、透明性、耐熱性◎耐衝撃性にやや難あり
PMMAアクリル看板、照明カバー光学特性が良く透明度が高い割れやすく、耐衝撃性が低い
ASAアクリロニトリル・スチレン・アクリレート自動車外装、屋外部品耐候性・耐紫外線性に優れる耐薬品性がやや低い

③スーパーエンジニアリングプラスチック(Super Engineering Plastics)

スーパーエンプラは、エンプラよりもさらに高温・高負荷環境でも使用可能な高機能材料です。

略称正式名称主な用途特徴欠点
PEEKポリエーテルエーテルケトン航空機、医療部品高温・高圧・薬品に強く、機械強度も高い高価で加工が難しい
PPSポリフェニレンサルファイド自動車部品、電子機器優れた耐薬品性と耐熱性脆性があり成形条件が難しい
LCP液晶ポリマー精密電子部品高流動性、高寸法安定性衝撃にやや弱い、コスト高
PIポリイミドフレキシブル基板、絶縁フィルム超耐熱性(400℃以上)成形性が難しく非常に高価
PEIポリエーテルイミド医療器具、航空部品難燃性、高強度、透明性あり耐薬品性はPPSやPEEKに劣る
PESポリエーテルスルホン医療機器、フィルター熱水消毒可能、電気絶縁性◎吸水性があり成形時に注意が必要
PSUポリサルフォン医療機器、耐熱容器高温耐久性・耐衝撃性・透明性あり成形温度が高く加工が難しい
PAIポリアミドイミド半導体装置部品耐熱・耐摩耗・寸法安定性◎加工が難しく非常に高価
ETFEエチレン・テトラフルオロエチレン電線被覆、薬品タンク優れた耐薬品性と耐候性機械的強度は他のスーパーエンプラより劣る
PVDFポリフッ化ビニリデンバッテリー、薬液配管耐薬品性・難燃性・機械強度あり柔軟性が低く、価格が高め
PFAパーフルオロアルコキシアルカン医薬・半導体装置フッ素樹脂中で成形性が高い非常に高価で特殊な成形技術が必要

おわりに:エンプラなどの材料選定は使う環境で

プラスチックは見た目が似ていても、性能や用途は多岐にわたります。汎用プラスチック、エンプラ、スーパーエンプラの違いを知ることが大切です。材料選定の際は、価格だけでなく「使う環境」に応じた適材選びが重要です。今後の製品開発や調達において、ぜひ本コラムを参考にしてください。

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